おそらく、1970年代頃に使用されていた西ドイツ軍の空挺ナイフです。
時代なりに使い込まれたものを入手後、補修を行いました。
非常に気に入っておりましたが、今回コレクション整理のため出品します。

以下、レストア箇所など。
↓
・汚れ・サビは、時代感を損ねない程度に除去してあります。
・ハンドルの接着剤・固定ピンが劣化し、脱落寸前だったため、
一度外した上で、エポキシ系接着剤(弾力がやや残るタイプ)と
真鍮釘で留め直してあります。
・ヒルトキャップの固定に、ややガタつきがあったため、
ハンドル先端にカーボンシートを貼り付けて隙間を塞ぎ、
しっかり嵌るように加工しました。
・ブレードには研ぎ減りがあります。また、このタイプのナイフの構造上、
ブレード展開時のガタつきは抑えきれません。調整を追い込めなくは
ないのですが、スライドアクションとのトレードオフとなりますので、
ほぼ入手時のまま(使用歴なりのガタつきあり)です。予めご了解願います。
・この時代の設計上、背バネがカシメピンあたりで折れることがよくあります。
本品はクラック等もなく、快調に操作できていますが、なにぶん古いもののため、
過度に負荷のかかる扱いは、悪影響を及ぼす可能性があります。
必要以上にロックレバーを押し込まないなど、ご注意ください。

以上、この手の時代物に、ご理解と知識のある方にご落札いただけましたらと思います。
宜しくご検討くださいませ。

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